手繰り寄せた勝ち点3
1-0。
勝利、しかも相手のオウンゴールによる勝利だ。
転がり込んだ勝利という見方も出来ると思うが、俺は手繰り寄せた勝利だと思う。
相手のオウンゴール。確かにラッキーだ。
でもそのラッキーを呼び込んだのは選手であり、埼玉スタジアムの雰囲気だったと思う。
人は慌てるとミスを犯す。
仕事の上でも、普段はしないようなミスを、忙しさのあまりにしてしまったという事は誰にでも経験あるだろう。
そして、昨日、あの場面。サルミーンは慌てていた。
中村からのFK。
競り合ったルーズボールが、サルミーンの目の前に落ちた。
ゴールまで僅か2,3メートル。
迫り来る、日本選手。そして一際大きくなった歓声。
サッカー選手ならば、本能的に危険な状況というのは、即察知できる。
そして、やらなければならない事は、セーフティーファスト。
確実にクリアーだ。
サルミーンもそれを遂行しようとした。
しかし、ここで、重大なミスを犯してしまった。
慌てたのである。
圧倒的なアウェーの状況で、日本相手に0-0。
勝ち点1を取れれば、W杯出場に大きく前進する。
最近出てきた、サッカー新興国にとっては願っても無い展開であった。
同じような状況を経験した事も無かったのだろう。
慌てるなというほうが難しいかもしれない。
いかんせん経験が足りなかった。
もし、経験豊富なサウジ、韓国、イランだったらあそこはきちんとクリアーされていただろう。
サッカーにおける大舞台での経験地は、やはり大きなアドバンテージとなる。
とにかく、勝ち点3を取れた。
この勝ち点3は、非常に大きく、そして重い。
日本とバーレーンは良い経験をした。
一つのプレスが勝利に、一つのミスが命取りに繋がるという事を。
これから、バーレーンは良いチームになるだろう。
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コメント
TBありがとうございました。
お返事が遅くなり、申し訳ありません。
それにしても、日本代表の試合、いつもヤキモキさせられますね。
もっとガンバレというより、take it easy と云うべきなのかも。
投稿: 坂 眞 | 2005.04.03 18:06
トラックバックありがとうございます。
新興勢力バーレーン。アジアの中でも強力な
ライバルとなる事でしょうね。日本ももっと
強くならないと。きっちり決めるところで
決めるようになって欲しいものです。
投稿: ロータスヨーロッパ | 2005.04.02 09:11