投資の勧誘
投資の勧誘って知ってます?
自営業の人とか土地持ちの人とか、いわゆる金持ちそうな人を狙って電話してきます。
「儲かる話があるんですが投資してみませんか?」ってね。
場合によっては勤務先にもかかって来ます。
会社で隣のデスクに座るおじちゃんも、そのウチの一人。
まず、俺が電話にでる。
勿論、営業用の爽やかな声でね。
すると、俺の爽やかな声に負けずとも劣らない爽やかな声で、
「あ!日本○○○と申しますぅ~。○○様(おじちゃんの事)はいらっしゃいますでしょうかぁ」
電話を取り次ぐ。
「あ?あ~~はいはい。」電話にでる。
すると、おじちゃんが
「いやぁ、ウチはそれどこじゃないんで~。」
「そんな余裕ないんですよ~」
と。
電話なのに、頭を垂れながら丁重な姿勢だ。
5分以上話し、
「すいません。ちょっと今、忙しいんで・・・」
といって電話を切った瞬間に、
「あぁったく!アッタマきっちまうなぁ!カネなんか無いでゲスよ。」
と叫びながら受話器を叩きつけ、独り言をブツブツいいながら、PCのキーボードを叩き始めた。
しかも、かな打ち。
一応、声を掛ける。
「どうしたんすか?」
「・・・・・・。」
返事が無い。
おじちゃんの目は、PCの画面に釘付けだ。
おじちゃんは目も悪いが耳も悪い。
50センチしか離れていない距離で声を掛けてもシカトされる(てゆーか、聞こえていない)ってのも腹が立つ。
そんな時俺は、苦笑いするしかない。
もう1度、同じく声を掛ける。
すると、
「ウワァ?」
志村けんの様な声で返事が来た。
これはこれで何かムカつくが、今度は聞こえたようだ。
「いやぁ、投資だとよ。投資。んな、カネ無ぇっちってんの。バカ息子が2人もいんのに・・・・。」
と、怒りが収まらない様子。
このとき、そういえばウチの親父にもかかってきてたなぁと。
でもウチの親父は30秒で撃退してた。
その話術とは・・・・。
「そんなに、儲かる美味しい話しならぁ、オメェが友達と一緒にやったらよかっぺなぁ。わざわざ電話代掛けてオラに教えるこだぁねぇべな。」
確かに・・・。
親父の言う事は道理だ・・・。
納得してしまったのだが、激しく栃木弁な親父のこれを聞いた時俺は、スゲーうけた。
投資の勧誘をうけたら、みんなもこうして、あしらいましょう。。。
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