育児

6月11日は・・・。

6月11日は、娘の誕生日です。
去年産まれてきて、1歳になりました。
1年前の出来事が、ついこの間のような気もしますが、やっと1年かという気持ちもあります。
速いとも遅いともいえない。なんとなく、不思議な感じです。
人のウチの子供の成長というのは、凄く速く感じるんですけどね。

2004年6月11日は、人生でもっとも忙しい1日でした。
俺は、黒磯で得意先のイベント打ち上げに参加していました。
まさか、今日は産まれないだろうと思っていたからです。

で、客と飲んでいた時に携帯が鳴ったんですよ。



「奥様が入院されました。出産は明朝の予定です。」



産婦人科からでした。
血の気が引いて、酔いが冷めた。
チェックインしていたホテルで風呂に入り、荷物をまとめ、速攻で宇都宮に向かう準備。
外は、台風の影響で嵐でした。
車の時計をみると、時間は11時40分。

「よし、1時前には病院に行ける」

そう思いながら、車をインターに向け走らせる。
ほどなくして、また電話が鳴る。
産婦人科からです.





「11時46分にお生まれになりましたぁ!女のコ。超安産でしたよぉ!」

「・・・・・え!?  産まれた・・・。!?」





あまりの急な展開に事態が飲み込めません。
あんた、さっき電話で、朝方までに来てくれればって言ってたじゃん!と思いましたが、

「あ、有難うございます。すぐにそちらに向かいますので!」

もう、そこからはとにかく急いで戻ったわけです。
運転をしながらも、

「あ~、申し訳なかったなぁ、1人で頑張らせちゃったなぁ・・・・」

という反省の念と、この世に、自分の子供が既に存在しているという不思議な気持ち。

病院に到着したのが、午前1時前だったと思います。
しわくちゃの娘と、横たわる妻を見て、体が震えるような感覚になりました。
なにもしてやれなかった、自分が情けなかった。
そして2人に声を掛けました。

「お疲れ様。よく頑張ったね。」

そして、初めて娘を抱き上げた時に、自然と目頭が熱くなりました。
父親としての実感がでたわけではありません。
何故か涙がでました。そして、言葉がでませんでした。

俺は、この2004年6月11日の出来事は、一生忘れない。
大きくなった娘に絶対に話してあげたい、1日の出来事です。





なにはともあれ、1歳の誕生日おめでとう☆

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